神戸衡機は自社工場での製作やイシダ製品(コンピュータスケールなど)を組み合わせ、お客様の最適な生産ラインを設計いたします。また、JCSS関西質量校正センターでは分銅/おもり・はかりの校正事業を行っています。

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神戸衡機

製品紹介

非自動はかり

非自動はかり

正確な計量、デジタルはかりで。

非自動はかりには、さまざまな種類があります。例えば、物の重さをはかる「デジタル台はかり」やお金の重さをはかる「デジタル料金はかり」、小さな物の重さをはかる「電子天びん」、また、物の個数を数えることができる「個数はかり(カウンティングスケール)」などがあります。大きな物の重さをはかる場合には「大型デジタル台はかり」が使われます。どのようなものをはかる場合でも、正確な計量ができるように注意が必要です。

 


デジタル台はかり

電子式台はかりとは、荷重受機構のロードセル出力値を増幅演算処理を行い、デジタル値で質量表示を行う汎用型の計量器です。一般的には、工場や物流倉庫、商業施設などで使用されています。

 

一点型

ロードセルを載せ台の中央部に1個で支持して質量表示を行う方法です。このタイプは、軽量物の計測に向いており、精度も高いため、小売店や食品業界などでよく使われています。

 

多点型

載せ台面積を大きくして使用する場合に向いています。このタイプは、台はかりの隅部を複数の同一定格ロードセルを直接支持して集約回路を通して質量表示を行う方法です。大きな荷物を測定する際に使用されます。

 

槓桿併用式

台はかりで使用する、Y字形(長機)とV字形(短機)の機構部分などにロードセルを直接支持して質量表示を行う方法です。このタイプは、重量物を計測するのに適しています。

 

以上が、電子式台はかりの3つのタイプになります。それぞれのタイプによって、使い方や特徴が異なるため、用途に応じて選ぶことが大切です。また、精度や測定範囲などの性能にも注目して、選ぶことが重要です。

 


料金はかり

電子料金はかりとは、品物の質量に関する計量信号をロードセルから受けて、その計量信号を演算処理して価格表示を行う計量器です。主に、一般小売店舗やスーパーなどの対面販売用の料金はかりとして使用されています。このタイプの計量器は、商品に関する情報が印刷されたラベルの発行、レジスター機能を持ち合わせたものと幅広く展開されています。

 

電子料金はかりの最大の特徴は、正確で高速な計量が可能なことです。また、品物の重さや価格をデータ管理できるため、売上管理や在庫管理にも役立ちます。さらに、ラベルの印刷機能があるため、スムーズな販売プロセスをサポートし、買い物客の待ち時間の短縮にもつながります。

 

電子料金はかりは、一般の家庭には必要ない機能も多くありますが、小売店やスーパーなどの店舗では、必要不可欠な計量器となっています。適切なメンテナンスを行い、正確な計量ができるように管理することが重要です。

 


電子天びん

電子天びんは、物体の重さを電子的に計測する機器です。この天びんは、物体を載せた上で、その重さをセンサーが検知し、電子的に計算して表示します。従来の天びんと比べて、精度が高く、測定値の読み取りが容易であるため、多くの研究室や工場で使用されています。

 

電子天びんには、重さを他の計量単位に変換する機能があります。これにより、計量の重さを使用して、個数計量、比重計、水分計など用途に合わせたはかりを選択することができます。

 

例えば、部品工場での生産、出荷時に同一商品の個数を数えるために使用されるのが「個数はかり(カウンティングスケール)」です。個数はかりには、専用機と個数計量の機能付きがあり、計数誤差を小さくする機能が含まれているものが多くあります。計量物のバラツキが大きい場合には、専用器の個数はかりをおすすめします。

 

また、電子天びんには比重、水分率の計量器もあります。比重計などの専用機以外に、比重測定キットを用いて測定することができるタイプの計量器もあります。使用する目的、計測結果などに合わせて選択しましょう。

 

さらに、電子天びんには演算機能を利用した宝石用(カラット・ct)、真珠用(もんめ・mom)があります。1カラットは200mg、1匁は3.75gと定められており、載せた重さをそれぞれの数字で演算し、重量値を表示する仕組みです。

 


個数はかり(またはカウンティングスケール)

個数はかりは、品物の質量に関する計量信号をロードセルから受け取り、演算処理して個数表示をする計量器です。部品工場などで生産や出荷時に同一商品の個数をはかりが数えてくれます。

 

個数はかりには、専用機と個数計量の機能付きがあります。専用機には、サンプリング計量などを行い、個数換算するときに統計的手法を用いるなど、計数誤差を小さくする機能が含まれているものが多くあります。一方、計数モード(個数計量)が機能付き計量器は、総重量値を1個当たりの重さ(単重値)で割ることで個数を求める単重な機能が一般的です。

 

計量物のバラツキが大きい場合には、専用器の個数はかりをお勧めします。個数はかりは、部品工場や製造工場などでの生産、検品、出荷時などに役立つ計量器です。

 

Link:個数(iz-7000)事例

 


大型デジタル台はかり

通称「トラックスケール」は、物流業界で広く使用されている計量器具の一つです。トラックスケールは、車両に積載された貨物重量を、車両ごと計量することができます。このため、物流業界において、貨物の重量を正確に測定し、適切な運搬計画を立てる上で、欠かせない存在となっています。

 

トラックスケールの構造は、計量台、荷重センサーのロードセル、指示計などで構成されています。計量台には車両が乗り上げて貨物を積み込み、荷重センサーで車両重量を計測します。そして、指示計に表示される計量信号を、コンピュータや周辺機器などのデータ処理システムで管理し、正確な重量データを取得することができます。

 

トラックスケールには、機械式のシングルタイプと、複数のロードセルを取り付け集約するマルチポイントの2種類があります。シングルタイプは、槓桿部分に1個のロードセルを取り付ける構造で、簡単な構造ながらも正確な計測が可能です。一方、マルチポイントは、複数のロードセルを取り付け、より正確な計量を行うことができますが、専門的な知識が必要な場合があります。

 

トラックスケールは、物流業界での貨物輸送に欠かせない計量器具であり、貨物の正確な重量を測定することで、適切な運搬計画を立てることができます。また、近年では、トラックスケールをネットワークに接続し、リアルタイムで重量データを管理するシステムも登場しており、物流の迅速化と効率化に貢献しています。

 

Link:トラック事例