正確、迅速、無人化充填――生産ラインの新しい標準
今回ご紹介するのは、粉体やフレーク状の製品を自動で計量し、設定された重量だけ正確に充填する高精度な充填計量装置です。この装置は、自動化による効率化と精密な計量を実現し、製造ラインの生産性向上に大きく貢献します。
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充填計量装置の特徴
- 自動充填機能
この装置は、粉体やフレーク状の製品をあらかじめ設定した重量に従って、自動的に計量・充填します。これにより、正確な重量の製品を一貫して供給することが可能です。 - 計量皿と駆動ローラーの連携
計量皿の上には駆動ローラーが設置されており、はかりの上に何もない場合、内袋をつけた箱を自動的にセットします。箱のセット作業も自動化されているため、作業者の手間を省くことができます。 - 光電センサーによる検知
はかりの上には光電センサーが取り付けられており、箱が正確に置かれたことを瞬時に検知します。このセンサーにより、計量・充填プロセスが自動的に進行します。 - 自動風袋引きと充填制御
光電センサーが箱を検知すると、はかりは自動的に風袋引きを行い、その後、フィーダーに充填開始の信号を送ります。充填中は、はかりが充填量を逐次計量し、設定重量に近づくと微量供給に切り替わります。 - 精密な充填制御
この装置は、最初に大量の供給を行い、設定重量に近づくと微量供給へと切り替えます。最終的にはかりが定量を検知すると、フィーダーへ停止信号を送り、充填作業を完了させます。 - 自動排出機能
充填が完了した箱は、駆動ローラーによって自動的に後工程へと送られます。この工程も自動化されているため、人手を介さずに効率的に作業を進めることができます。
メリット
この充填計量装置の導入により、手作業での計量・充填の手間を省き、精度の高い計量が可能となります。また、自動化により作業効率が向上し、製造ライン全体の生産性を大幅に向上させることができます。人手を介在しないため、製品品質の均一性も確保される点も大きなメリットです。
このような装置の導入により、食品工場の生産性や品質管理の向上が期待できることは間違いありません。すでに、多くの現場での活用されており、今後さらに増えていくでしょう。
- 自動充填機能