“止めない充填”で、生産を止めない。液卵専用の重量式交互充填機。
液卵の充填ラインでお困りではありませんか?
泡立ちや重量のばらつき、容器交換時のムダ時間など、液卵の充填工程には独特の難しさがあります。
神戸衡機が開発した「液卵交互充填機」は、そんな現場の課題を解決する重量式自動充填システムです。
1ラインで2台の充填機を交互に制御することで、止まらない充填と高精度な計量を両立します。
液卵の充填工程で発生する3つの課題
液卵は粘度や発泡性が高く、次のような課題がよく挙げられます。
- 泡立ちによる重量誤差や見た目不良
- 温度変化による粘度のばらつき
- 容器交換時の充填待ち時間
これらは生産性の低下だけでなく、製品ロスや衛生リスクにもつながります。
液卵交互充填機は、こうした課題を現場の使いやすさとともに解決するために設計されました。
1ライン2台制御で「止めない」充填ラインを実現
液卵交互充填機の最大の特徴は、1本の供給ラインで2台の充填計量機を交互に制御できることです。
一方の充填が設定重量に到達した瞬間にもう一方が自動的に稼働し、充填の待ち時間をゼロに。
常にどちらかの充填機が動作しているため、ラインを止めずに効率的な生産が可能です。
容器はローラー付き計量器に載せられ、設定重量になるとプッシャーが容器を前方へ自動排出。
オペレーターは次の容器をセットするだけで、充填サイクルが途切れることはありません。

液面追従ノズルで泡立ちを防止、液だれゼロ設計
液卵の泡立ちは、充填の大敵です。
本装置では、ノズルが液面を自動で追従する仕組みを採用。
注入高さを最適化し、やさしく液卵を注ぎ入れることで、発泡を大幅に抑制します。

さらに、充填終了と同時にノズル下に自動で受け皿がスライドイン。
液だれを完全にキャッチし、ラインや容器の汚れを防止します。
食品工場に求められる高い衛生性を維持しながら、清掃負担を軽減します。

高精度の重量制御で安定した品質を実現
液卵交互充填機はロードセルを用いた重量式計量を採用しています。
体積式のように粘度や温度に左右されにくく、いつでも安定した正味重量を確保。
設定重量に達した瞬間に自動でバルブを閉じるため、過充填や不足充填を防止し、歩留まりを向上させます。
また、定期的な自動ゼロリセット機能により、長時間稼働しても高い計量精度を維持します。
液卵ラインの自動化・省人化に貢献
液卵交互充填機は、食品工場の自動化・省人化・衛生化を支える次世代の充填設備です。
- 生産効率アップ(充填の待ち時間ゼロ)
- 歩留まり改善(過充填防止)
- 衛生性向上(液だれ防止・泡立ち抑制)
- 作業負担軽減(自動排出・自動追従)
既存ラインへの組み込みも容易で、食品工場全体の生産性向上に貢献します。
まとめ:液卵の充填をもっとスムーズに、もっと正確に。
液卵交互充填機は、これまでの「止まる」「泡立つ」「ばらつく」を解消し、
止めずに・汚さず・正確に充填することを可能にしました。
液卵工場の自動化をお考えの方は、ぜひ神戸衡機までご相談ください。








