導入からメンテナンスまでワンストップ。食品安全をトータルサポート。
食品製造現場において 「金属検出機」 は、消費者の安全と企業ブランドを守るために欠かせない装置です。
神戸衡機では、イシダ製の食品用金属検出機を通じて、鉄・非鉄・ステンレスなど多様な金属異物を高感度に検出し、食品工場の安心・安全をトータルでサポートしています。
なぜ食品に金属検出機が必要なのか
食品製造の現場では、金属異物の混入は常に潜在的なリスクとして存在します。
- 生産設備の摩耗や破損による金属片の混入
- 工具や部品の落下
- 包装資材の一部が混入
- 作業員の持ち物からの落下
こうした異物は、消費者クレームやリコール、さらには企業の信用失墜につながります。計量法や食品衛生法、HACCPの義務化などを背景に、「金属検出機を導入しているかどうか」が取引条件の一つとなるケースも増えています。
そのため、金属検出機は「単なる検査機器」ではなく、食品工場における品質保証の基盤 なのです。
1. 金属検出機の仕組み
金属検出機は、送信コイルが発生させる磁界に金属異物が干渉すると磁界が乱れる特性を利用しています。受信コイルがこの乱れを感知し、微細な金属片であっても高精度に検出する仕組みです。
この方式により、鉄や非鉄金属だけでなく、食品工場で頻繁に問題となる ステンレス片やアルミニウム も検出可能です。
2. イシダ製金属検出機の特長
神戸衡機が取り扱うイシダ製の金属検出機には、以下のような強みがあります。
- 高感度検出:鉄・非鉄・ステンレス・アルミなど多様な金属異物を見逃さない
- 安定動作:塩分や水分を含む食品でも誤検知が少ない
- 簡単操作:現場のスタッフが直感的に扱えるユーザーフレンドリーなUI
- 豊富なラインナップ:コンベア式、パイプ型など、用途に合わせたモデルを選択可能
- メンテナンス性:日常点検や清掃が容易で、HACCP監査にも対応
3. 食品工場での導入事例
金属検出機は、以下のような食品製造ラインで活用されています。
- 冷凍食品工場:包装前の異物検査
- 製パン・製菓工場:最終工程での出荷前チェック
- 漬物・練り製品工場:製造中の異物混入防止
- 惣菜工場:パック製品の検査ライン
これにより、異物混入事故を未然に防ぎ、品質保証とブランド信頼性の向上につながります。
4. 金属異物対策の具体的手法
金属検出機の導入だけでなく、周辺資材や現場管理の工夫も重要です。
金属入りインシュロック(結束バンド)の推奨
一般的な樹脂製インシュロックは、万一混入しても金属検出機で検知できません。そのため、金属粉を含んだ金属検出対応インシュロック の使用が推奨されます。
メリット
- 金属検出機で確実に検知可能
- 食品衛生法に準拠し、HACCP対応品も選べる
- 第三者監査や顧客監査で高評価を得られる
多くの工場がこの対応を導入することで、リスクを最小限に抑え、監査時にも安心できる体制を整えています。
5. 神戸衡機のサポート体制
当社では、単に装置を販売するだけでなく、以下を含めた ワンストップサービス を提供しています。
- 導入前の現場調査・製品選定のご提案
- デモ機の貸出による実機検証
- 導入後の定期点検・メンテナンス
- 製造ラインの設計や省スペース設置のアドバイス
食品工場の現場ごとに異なる課題に合わせて、最適なソリューションをご提案します。
「食品工場の安全性を守りたい」「異物混入リスクをゼロに近づけたい」と考えるなら、金属検出機の導入は必須 です。
神戸衡機では、イシダ製の高性能金属検出機と、現場改善を支えるノウハウを組み合わせ、食品メーカーの品質保証を力強くサポートします。
金属検出機の導入を検討されている方は、ぜひお気軽にご相談ください。デモ機による検証や現場診断も承ります。
まとめ
- 金属検出機は食品工場における 必須の品質保証装置
- 異物混入のリスクは機械の摩耗や作業ミスなど多方面から発生
- イシダ製の金属検出機は 高感度・安定性・操作性 に優れ、幅広い製品ラインに対応
- 金属入りインシュロックの活用など、周辺資材の工夫も効果的
- 神戸衡機は、販売から導入・保守まで ワンストップサポート を提供
食品の安全は、消費者の信頼と企業ブランドの基盤です。金属検出機の導入は、その第一歩として欠かせない選択肢です。
コンベヤ式金属検出機

コンベヤ式金属検出機は、生産ライン上での金属異物検出において、高い感度と柔軟性を提供する重要な機器です。
この金属検出機は、鉄だけでなく、ステンレスや銅などの非鉄系金属も高感度で検出する能力を持っています。
自動設定機能により、最適な検出感度が自動で設定され、操作者が簡単にかつ安定した金属検査を行えるようになっています。
金属検出機には、リミットモード、ADVモード、TPSモードといった、様々なニーズに応じた検査モードが搭載されており、精密な検査ニーズにも対応可能です。
異物を検知した際には、スペアナ機能を利用して電圧波形を表示し、原因究明の助けとなります。
この金属検出機は、直感的に操作できるタッチパネルを搭載しており、初心者でも容易に操作と設定が行えます。
また、金属検出機は、最大2万件の検査記録を内蔵メモリに保管できる豊富な管理機能を有しており、USBメモリスロットを介してのデータ外部出力やソフトウェアのアップデートも可能です。
HACCP対応構造で設計されているため、清掃性にも優れ、ベルトのワンタッチ着脱機能により、迅速かつ効率的な清掃が可能となっています。
このように、コンベヤ式金属検出機は、生産現場での安全性と効率性を高めるために設計された、高感度かつ高機能な金属検出機です。
円筒型金属検出機

円筒型金属検出機は、製品の安全性を確保する上で欠かせない役割を果たしています。
この金属検出機は特に、自然落下する商品から金属異物を効果的に検出することができ、その防塵防水構造により耐久性にも優れています。
また、駆動するメカ部品がないため、操作のしやすさと低コストでの導入が可能な点が、安価で確実な金属混入検知方法としての評価を受けています。
具体的には、この円筒型金属検出機はコンピュータースケールと縦型包装機の間に設置され、計量された商品が縦型包装機で包装される前に金属を検出します。
このプロセスを通じて、最終製品の状態での異物混入を効果的に防ぐことが可能となり、製品の安全性と品質を大きく向上させます。
この方法であれば、金属検出機が反応する包材を使う製品でも、検査が可能です。
金属検出機付ウェイトチェッカー

金属検出機付ウェイトチェッカーは、金属検出機とウェイトチェッカーを一体化した高性能検査機器です。
このシステムにより、品種選定の一元化が実現し、選択ミスを防止しながら異物検出と計量を同時に行うことができます。
特徴と利点:
1. スペース効率:
– 一体型設計のため、生産現場の限られたスペースにも簡単に導入可能です。
独立した機器を設置する必要がなく、効率的なレイアウトが実現します。
2. 高精度検査:
– 金属異物の検出と重量の計量を同時に行うことで、製品の品質管理を強化します。
異物混入や重量不良の製品を迅速に排除し、高品質な製品を維持します。
3. 振分装置の共用:
– 例えば、3方向のアーム式振分装置を使用する場合、正常品は直進し、金属検出反応のある製品は奥側に排除、軽量・過量の製品は手前側に排除する設定が可能です。
これにより、生産ラインの柔軟性と効率性が向上します。
4. 簡単な操作とメンテナンス:
– それぞれの操作は金属検出機やウェイトチェッカー単体と同様に直感的な操作パネルとメンテナンスのしやすい設計がされており、誰でも簡単に操作・管理ができます。
ダウンタイムを最小限に抑え、生産性を向上させます。
5. 多様な品種に対応:
– 多品種の製品に対応できる柔軟な設定が可能で、異なる製品の検査を一元管理できます。
これにより、品種変更時の手間を軽減し、効率的な生産が可能です。
金属検出機付ウェイトチェッカーは、生産現場での異物検出と計量の同時検査を実現し、高品質な製品を維持するための強力なツールです。
効率的なスペース活用、精度の高い検査、柔軟な対応力で、あらゆる生産環境において信頼性の高い検査を提供します。
食品業界では、消費者に安全な食品を提供するために円筒型金属検出機が広く使用されており、製造業界においても製品品質を確保するための重要なツールとして活躍しています。
その使用範囲の広さと、操作のしやすさ、そしてコストパフォーマンスの良さから、多様な産業での採用が進んでいるのです。
円筒型金属検出機は、製品安全性の確保を目指すあらゆる生産ラインにとって、信頼性の高い選択肢と言えるでしょう。
金属混入は、製品の品質を低下させるだけでなく、消費者の健康にも悪影響を与えることがあるため、生産ラインに金属検出機を導入することは非常に重要です。金属検出機は高感度で信頼性の高い検査を行うことができるため、生産ラインに導入することで製品の品質管理に役立つことが期待できます。





