人手不足対策と作業の標準化を両立
近年、食品工場では人手不足や熟練作業者の減少が大きな課題となっています。
今回ご紹介する事例は、協働ロボットを用いたパレット積み付けの自動化です。
人と同じ作業スペースで安全に作業できる「協働ロボット」を活用することで、省人化・作業の標準化・生産性向上を実現しました。
作業内容:カゴのパレット積み付け
- ラインを流れてきたカゴを自動でパレットに積み付け
- 1段4個 × 6段、約10分で24個のカゴを積載
- 作業者の負担が大きかった工程をロボットが担い、安定した生産が可能に
柔軟なハンド設計と多用途対応
本事例の協働ロボットは、運搬するモノに合わせて専用のハンド(先端工具)を製作。
カゴ、段ボール、コンテナなど、対象物に応じた効率的な動作が可能です。
さらに、ハンドを交換するだけで、折りたたまれたカゴを自動で開く作業にも対応できます。
一台で複数工程をこなせるため、工場レイアウトや生産ラインの改善にも寄与します。
安全性と生産性のバランス
協働ロボットは、
- 安全柵不要の「協働モード」(人と同じ作業空間で安全に動作)
- 安全柵付きの「高速モード」(スピード重視の自動運転)
の2モードを切り替えて使用可能です。
工場の運用状況に応じて、安全性と生産性のバランスを最適化できます。
導入メリットまとめ
- 人手不足対策:作業者の負担軽減と省人化
- 作業の標準化:安定した品質・生産性の確保
- 多工程対応:ハンド交換で複数工程を自動化
- 柔軟な運用:工場の状況に合わせた安全モード選択
食品工場の自動化をご検討の方へ
当社では、工場の現場課題に合わせた一品一様の自動化ソリューションをご提案しています。
協働ロボットの導入をはじめ、計量・包装・検査機器の統合ラインまで幅広く対応可能です。
まずは現場の課題をお聞かせください。最適な改善策をご提案いたします。
お問い合わせはこちらから>